KK NIKKI

かーきちのにっき

hondasan

 

帰り道 セブイレに寄ったら

見覚えのあるデニムのまぁまぁ大男が

スッと目の前をよこぎって、

幻かと思いきやほんださん

 

ビールを片手に突っ立つわたしを見て

会計を終えたのに

わざわざまたビールを買うほんださん

 

会計を終え外を出ると

もうビールを飲み出してる

ほんださんが待ってた

 

ビール持つの冷たいからと

片っぽ手袋を貸してくれたほんださん

 

ほんとは かばんに自分の手袋あるんです

とは言う気にならず はめる私

 

ビールを飲みながら夜の道を歩いて

暗いからか 白い息のせいか

私がわざと見てないのか

あんまり視界に入ってこないほんださん

 

以前、

「かわきちはちんたら食う」と

言われたことがあるので

 

ほんださんと好きなバンドの話をしながら

冷たいビールを冷えた体にひたすら流し込む

 

そしたらほんださんより

先に飲み干した。

 

家に 待ってくれてる人がいる人を、

自分のちんたらのせいで

待たせるわけにはいかないし

 

 

ほんださんはたまに難しいこと言う

ほんださんはたまに変なこと言う

ほんださんはよくわからない

わたしはずっとよくわからない

けどわたしの味方であることは確か

 

今まで与えられてばかりだったから

 

これから返していきたい

 

マルチーズを撫でてくれた女の子みたいに

記憶に残る女の子になれますよう。